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平和願う絵や彫刻350点 益田で43人が「美術展」

 平和を願う絵や書、彫刻など約350点を集めた「益田平和美術展」が益田市常盤町のキヌヤ益田ショッピングセンターで開かれている。31日まで。

 元中学美術教諭田中賢さん(80)=同市高津=が企画し、教え子や同僚、知人ら計43人が出品。戦後70年の節目に力作がそろった。

 原爆ドーム(広島市中区)前の元安川の灯籠流しを描いたタペストリーは「核兵器のない世界を今こそ」の文字入り。縦約0・5メートル、横約8メートルの和紙に戦争の悲惨さをつづった絵手紙もある。ことし8月6日、平和記念公園(同区)を訪れた人に書いてもらったメッセージと本人の写真を添えた作品も並ぶ。

 入場無料。田中さんは「平和の尊さを伝えねばならないという思いのこもった作品が集まった。特に若い人に見てほしい」と話している。(江川裕介)

(2015年8月28日朝刊掲載)

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