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アフガンの仲間に平和のしおり 広島の三篠小児童、女子サッカー代表に贈る

 三篠小(広島市西区)の6年生約100人が、広島市内で研修中のアフガニスタンのサッカー女子代表チームを歓迎しようと、平和のメッセージを入れたしおりを手作りし、18日、同校を訪れたチームに贈った。

 「We wish for world peace(世界の平和を祈る)」「Please do your best(ベストを尽くして)」の文字を、赤や青などで彩ったデザイン。折り鶴を貼り「テロがある中でもサッカーを頑張ってほしい」との思いを込めた。世界遺産の原爆ドーム(中区)と厳島神社(廿日市市)の絵も添え、広島らしさもアピールした。

 地元サッカークラブに入る倉本舞子さん(11)と伊野本遥華さん(12)が、フルーザン・アブドゥルマッフーズ主将(21)たち選手に手渡した。倉本さんは「代表選手とふれあえる機会はないので良い経験になった。気持ちは通じたと思う」とほほ笑んでいた。

 チームは国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の招きで来日、被爆地広島で研修を重ねている。この日は、20日のアンジュヴィオレ広島との親善試合を控え、同U―18と合同練習に臨んだ。アブドゥルマッフーズ選手は「平和は人を幸せにする。応援を受けて元気をもらった」と喜んでいた。(山本祐司)

(2015年9月20日セレクト掲載)

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