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「憲法壊された」 安保法成立批判 松江で集会

 島根大(松江市)、県立大(浜田市)のそれぞれの教員有志でつくる団体と県弁護士会は20日、安全保障関連法の成立を受け、緊急集会を、島根県松江市のJR松江駅前で開いた。

 約160人が参加。あいさつした県弁護士会の熱田雅夫会長は「国民の命に関わる安全保障政策で、国民の意思が無視された。(法の成立で)憲法が壊された」と批判。北川泉・島根大元学長は「国会での闘いになる。批判を次の選挙につなげよう」と来年夏の参院選で、安保関連法に反対する候補への投票を呼び掛けた。

 集会後、参加者は「安保法制は違憲無効」「平和憲法を必ず守れ」と叫びながら市中心部の約1・5キロをデモ行進した。

 家族4人で参加した同市八束町の団体職員、足立徹さん(37)は「首相自身が『国民に十分理解が広がっていない』と言っている法律。廃止するしかない」と話していた。

(2015年9月21日朝刊掲載)

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