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戦後70年 平和誓う 江田島で戦没者追悼式

 広島県江田島市の戦没者追悼式が25日、能美町の市農村改善センターであった。戦後70年の節目とあって、例年よりも100人多い約300人の遺族や関係者が出席。平和への思いを強めていた。

 参列者は冒頭、戦没者の冥福を祈り1分間黙とうした。続いて1人ずつ献花台に進み、白菊を手向けて手を合わせた。

 市遺族連合会の御堂岡勝敏会長(71)は参列者に向かい、1945年6月にフィリピンでで戦死した父が母に書き残していた手紙の一部を紹介。 「戦地に赴く前に死を意識して書いたと思うと胸が締め付けられる。戦争の悲惨さを後世に伝え、世界平和を願って活動していくのが私たちの務め」と呼び掛けた。(貞末恭之)

(2015年9月26日朝刊掲載)

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