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広島がんセンター開所式 1日開業 高度医療拠点に

 広島県立広島がん高精度放射線治療センターの開所記念式典が26日、広島市東区二葉の里の現地であった。県医師会が運営し、来月1日に開業。県内の高度ながん医療の拠点として、市内の基幹4病院などから通院患者を受け入れる。

 式典には、湯崎英彦知事や松井一実市長、医師会関係者たち約90人が出席。平松恵一・県医師会長が「患者の治療だけでなく、放射線治療医などの育成も図りたい」とあいさつした。続いて永田靖センター長が施設の概要を説明した。

 センターは、地上2階地下1階建て。エックス線によるがん治療機器は、中国地方で初導入となる最先端の1台を含む計3台を備える。広島大病院(南区)県立広島病院(同)広島市民病院(中区)広島赤十字・原爆病院(同)の4病院が中心となり、センターに患者を紹介。入院用の病床は設けず、4病院が派遣した放射線治療の専門医が患者の通院治療を担う。(和多正憲)

(2015年9月27日朝刊掲載)

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