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使用済み核燃料に言及 島根3号機訴訟

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)で建設中の3号機について、20都道府県の住民428人でつくる原告団が、国や中電に運転差し止めなどを求めた訴訟の第8回口頭弁論が28日、松江地裁であった。

 原告側は、3号機の運転で生じる使用済み核燃料の危険性に言及。関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を認めないとした昨年5月の福井地裁判決を踏まえて「放出を防御する堅固な設備は存在しない」と主張した。東京電力福島第1原発事故を取り上げた映画も上映した。

 中電は原発南2・5キロの宍道断層で続ける調査について「調書を分析し、意見がまとまり次第報告する」とした。次回の口頭弁論は12月14日。

(2015年9月29日朝刊掲載)

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