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安保法に抗議 意見書を可決 三次市議会

 三次市議会(定数26)は29日、本会議を開き、参院本会議の安全保障関連法案の採決に抗議する意見書を賛成多数で可決した。意見書は同日、安倍晋三首相と山崎正昭参院議長に宛てて郵送した。

 意見書は「憲法違反と危惧されている法案を衆議院に続いて参議院で採決したことを強く抗議する。法律の制定は国際社会から平和国家としての日本の信頼を失いかねない」「全国各地で抗議行動が展開される中での採決は、議会制民主主義の崩壊」などと主張。「政府の説明は不十分であり、国民に是非を問うための十分な期間と議論の場を設けるべきだった」と指摘している。

 採決では、議長を除く議員25人のうち、賛成13、反対12だった。同市議会は7月、同法案反対の意見書案を可決している。

(2015年9月30日朝刊掲載)

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