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原爆被害の惨状、パネル47点で 山口県周防大島

原爆の悲惨 繰り返さぬ

 広島、長崎に投下された原爆被害の惨状を伝えるパネル展が2日、周防大島町小松の大島文化センターで始まった=写真。被爆70年に合わせて企画された。9日まで。無料。

 ロビーにパネル47点を展示。焼け野原になった広島市中心部、焼け落ちた長崎市の浦上天主堂、放射線や熱線による被害などを写真で紹介する。猛火に追われて川に飛び込む人や防火水槽の中で息絶えた人、無数の遺体を火葬する様子を描いた絵も並ぶ。それぞれに証言や説明文がついている。

 核兵器廃絶を目指す被爆者や平和首長会議に関するパネルもある。

 町職員や町社協職員たち有志でつくる実行委員会の主催。実行委員長の杉原政志さん(40)は「二度とあってはならない。多くの人に悲惨さを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

(2015年10月3日朝刊掲載)

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