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反核の願い 広島と共鳴 デンマーク大使、市長訪問

 デンマークのカーステン・ダムスゴー駐日大使が20日、広島市を訪れ、松井一実市長と懇談した。核兵器廃絶などについて意見を交わした。

 ダムスゴー大使は9月に着任。26年前にも国連軍縮フェローシップ事業で広島を訪れ、被爆の実態を学んだ。

 松井市長が「4月に市長になり、核兵器廃絶への思いを新たにしている」と話すと、ダムスゴー大使は「広島を再訪できうれしい。わが国は核兵器を持たず、原発にも頼らない国だ」と答えた。自転車通勤が普及するデンマークのエコ事情なども語った。

 懇談には中区の本社にデンマーク名誉領事館を置くパン製造販売のアンデルセンの吉田正子社長も同席した。(金崎由美)

(2011年10月21日朝刊掲載)

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