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24ヵ国外交官 ヒロシマ学ぶ 国連研修で平和公園訪問

 軍縮専門家を育成する国連の研修「軍縮フェローシップ」に参加している各国の若手外交官たち24人が7日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆被害の実態を学んだ。

 核兵器を持つ米国とロシアのほか、タイやトルコなど計24カ国から1人ずつ参加。原爆ドームや原爆の子の像を見学した後、原爆慰霊碑に花をささげた。原爆資料館では被爆後の市内の模型や学徒の遺品を見て回った。

 ガーナ外務・地域統合省のミリアム・アルヒンさん(29)は「核兵器の被害と美しく復興した街を胸に刻み、核兵器廃絶の仕事に携わりたい」と話した。

 一行は5~11日の日程で来日した。8日は市内で被爆者の体験を聴くなどする。(水川恭輔)

(2015年10月8日朝刊掲載)

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