×

ニュース

広島市にアジア都市景観賞 被爆からの復興プロセス評価

 広島市は25日、国連人間居住計画(ハビタット)福岡本部などが主催する「アジア都市景観賞」に選ばれたと発表した。11月1日に福岡市で授賞式があり、4カ国の計11件が表彰される。

 同賞は、アジアで幸せな生活環境を築いている先進的な都市やプロジェクトを対象とする。アジア太平洋地域の都市化と居住問題に取り組む同本部などが昨年創設した。

 今年のテーマは「人間環境と都市復興」。広島市は、人類史上初の被爆地として広島平和記念都市建設法の理念に基づき、復興への都市基盤整備を進め、市民や事業者と景観形成に取り組んできた点が評価された。

 国内からはこのほか、熊本城復元を軸にしたまちづくりを進める熊本市▽ゴルフ場跡地を生かした宅地づくりを手掛けた都市再生機構西日本支社(大阪)と神戸芸術工科大―の2件も選ばれた。授賞式には広島市からは荒本徹哉副市長が出席する。(藤村潤平)

(2011年10月26日朝刊掲載)

年別アーカイブ