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被爆建物巡るコースを紹介 広島市 マップ作製

 広島市は原爆資料館(中区)を出発点に市中心部の被爆建物などを巡る五つのモデルコースを掲載したマップを作った。さまざまな原爆被害の痕跡に触れてもらおうと無料で配っている。

 A3判の折り畳み式。路面電車を利用する最長の約4時間コースでは、被爆建物の広島逓信病院旧外来棟や袋町小平和資料館、被爆樹木の広島城跡のユーカリなどを紹介する。最短は徒歩の約30分コース。被爆建物9施設や、被爆樹木が生える11カ所の写真と説明文もある。

 市の被爆70年事業の一つ。約480万円をかけて日本語版28万部、英語版15万部を印刷した。資料館や近くのレストハウスで配布している。市平和推進課は「広島での滞在時間に応じて有効活用してほしい」としている。同課Tel082(242)7831。

(2015年10月10日朝刊掲載)

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