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スペイン国連協会「平和賞」 平和市長会議が受賞

 広島市は27日、平和市長会議(会長・松井一実広島市長)がスペイン国連協会(本部スペイン・バルセロナ)から「第32回平和賞」を受けたと発表した。

 同協会は非政府組織(NGO)。同賞は1980年から毎年、平和推進活動などで功績のあった個人や団体に贈られている。副賞の賞金は1万8千ユーロ(約190万円)。過去の受賞者には旧ソ連のゴルバチョフ書記長(当時)や国際緊急医療援助団体「国境なき医師団」が名を連ねる。授賞式の日程は未定。

 平和市長会議は1982年、当時の荒木武市長(故人)の提案で前身の「世界平和連帯都市市長会議」が設立された。2020年までの核兵器廃絶を掲げ、加盟都市は27日現在、151カ国・地域の5020都市。11月9、10日、スペイン東部の都市グラノラーズで理事会があり、松井市長が出席する。

 松井市長は27日の記者会見で、受賞について「光栄に思う。核兵器のない世界の実現に向け、より一層の力を尽くしたい」と話した。(田中美千子)

(2011年10月28日朝刊掲載)

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