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広島の被爆者らが抗議 原爆慰霊碑前で座り込み 川内2号機再稼働

 九州電力が川内原発2号機を再稼働した15日、被爆者や市民ら約50人が広島市中区の平和記念公園の原爆慰霊碑前で座り込み、8月11日の同1号機に続く再稼働に抗議した。

 広島県原水禁と県平和運動センターが呼び掛けた。正午から30分間、横断幕や再稼働に反対する紙を掲げた。「福島の原発事故の全容も分からず、収束の展望も見えない」などとして、全ての原発の廃炉を求める抗議文も読み上げた。

 参加した県被団協(坪井直理事長)の箕牧智之副理事長(73)は「子や孫にまで放射線被害におびえる生活をさせてはいけない。愛媛県や島根県など広島の近くにある原発の再稼働をさせないためにも、反対の声を上げていく」と話した。(水川恭輔)

(2015年10月16日朝刊掲載)

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