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難民問題など国際情勢紹介 広島大でシンポ

 新たな国際協力体制の構築や持続可能な開発について考える国際シンポジウムが16日、広島大(東広島市)であった。セルビアの外相や国連総会議長を務めたブーク・イェレミッチ氏(40)たちが講演し、学生たち98人が耳を傾けた。同大平和科学研究センター(広島市中区)の主催。

 イェレミッチ氏はシリアの難民問題など国際情勢を紹介。「難民の受け入れも重要だが、国際社会が根本的解決に取り組まねばならない」と訴えた。

 9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマにしたディスカッションも。前ユネスコ大使や外務省職員たち3人が「世界で通用する倫理観を子どもたちに教えることが貧困の撲滅につながる」などと意見を交わした。

(2015年10月17日朝刊掲載)

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