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被爆アオギリ 浜田に根付け 2世苗木 寺に植樹

 広島市の被爆アオギリ2世の苗木が13日、浜田市清水町の真光寺に植樹された。宇津徹男市長や県原爆被爆者協議会浜田支部のメンバーたち約100人が植樹式に出席し、平和と東日本大震災からの復興を願った。

 苗木は、広島市中区の平和記念公園にある被爆アオギリの種から芽吹いた。高さ約60センチに育った苗を広島市から譲り受けた。植樹式では、原爆被害者の追悼法要に続き、被爆体験談に耳を傾けた。

 真光寺の大原孝見住職(34)は「被爆を乗り越えたアオギリの生命力を通じて、浜田の子どもたちに恒久平和と核兵器廃絶を願う気持ちを育んでもらいたい」と話していた。

 被爆アオギリの移植は浜田市では初めて。市は2006年6月、核兵器廃絶平和都市宣言をしている。(浜岡学)

(2011年11月15日朝刊掲載)

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