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折り鶴 はがきに再生 参加200人募集 南区

 国内外からヒロシマに届く折り鶴をはがきに再生する体験イベントが12月4日午後1時から、広島市南区の楠那小である。主催する古紙の卸売業者団体中国地区製紙原料直納商工組合は、参加する児童と保護者計200人を募集している。

 千羽鶴に付いた糸や金具を抜き取った後、折り鶴と紙パックを混ぜて紙すきをし、はがきを手作りする。

 同組合が折り鶴の活用策を探る試行事業として応募。市の検討委員会に採用された。同組合は市から提供される計94万羽分を再生し、平和・環境問題を学ぶ児童向けのワークブック8万冊を作製する。

 市は2002年度から平和記念公園内の原爆の子の像に届く大量の折り鶴を保管。その数は1億羽以上に上っている。

 体験イベントは、電話、ファクス、電子メールのいずれかで申し込む。先着順。同組合事務局Tel082(281)1278。

(2011年11月18日朝刊掲載)

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