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放射線監視装置 広島県、4市に新設へ

 広島県は17日、尾道、三次、東広島、廿日市の4市に放射線監視装置(モニタリングポスト)を新設する方針を決めた。県内の測定地点は県立総合技術研究所保健環境センター(広島市南区)を合わせ計5カ所になる。

 設置場所は、東部(尾道市)、北部(三次市)、西部東(東広島市)、西部(廿日市市)の4保健所の敷地内。県は、広島大原爆放射線医科学研究所(南区)の意見を踏まえ、隣接県との配置バランスや機器の維持管理を考慮して場所を決めた。モニタリングポストは地上1メートルの空間放射線量を測り、データはインターネット回線で文部科学省に報告する。運用は来年4月から始める予定。

 4市への新設は、国の本年度第2次補正予算に基づく措置。福島第1原発事故で放射線観測網の不備が指摘されたのを受け、国は32億円を充て全国で新たに250カ所にモニタリングポストを設ける。(村田拓也)

(2011年11月18日朝刊掲載)

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