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大島元国連大使 特任教授に 広島大 国際問題・外交を講義

 国連事務次長(人道問題担当)や国連大使を務めた国際協力機構(JICA)顧問の大島賢三さん(68)=写真=が来年1月、広島大(東広島市)の特任教授に就くことが18日分かった。国際舞台で要職を歴任した経験を生かし、国際問題や外交について講義する。任期は2013年12月末まで。

 大島さんは広島市東区出身で、広島大付属高卒。国連ではチェルノブイリ原発事故の支援に携わり、07年からJICA副理事長を務めた。

 広島大によると、浅原利正学長たちが就任を打診し、9月末に副理事長を退任して顧問に就いたのを機に承諾を受けたという。来年度の前期から教壇に立つ予定。

 同大の常勤の特任教授は、秋葉忠利・前広島市長たち13人。同大は平和や国際分野の教育に力を入れており、大島さんは国際社会で活躍するための知識やコミュニケーション力を養う講義を担う。幅広い学部や大学院研究科の学生を指導するため、特定の研究科などに所属せず、学長直属になる。(山田祐)

(2011年11月19日朝刊掲載)

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