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IAEA幹部が放影研など視察

 国際原子力機関(IAEA)のナンバー2、ダウド・モハマド事務局次長が22日、広島市南区の放射線影響研究所(放影研)などを視察した。

 モハマド氏は、IAEAと提携する放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)との共催シンポジウムに出席するため、オーストリア・ウィーンの本部から来日した。

 放影研では大久保利晃理事長から研究内容の説明を受け、被爆者の血液を保存する設備などを見学。「被爆者に何が起きたか追究しながら医療的なケアを続けている。重要な施設」と感想を語った。この日は南区の広島大病院や同大原爆放射線医科学研究所、中区の原爆資料館も訪ねた。

 県や市などでつくるHICAREとIAEAによるシンポは23、24日に広島国際会議場(中区)で開催。23日は午後0時半からで、モハマド氏が基調講演する。

(2011年11月23日朝刊掲載)

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