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広島で職員研修 韓国の原爆ホーム

 韓国・陝川(ハプチョン)の原爆養護ホーム、陝川原爆被害者福祉会館の職員たち5人が28日、広島市の受け入れ研修で市役所を訪れた。12月2日まで滞在し、原爆養護ホーム舟入むつみ園(中区)などを見学する。

 同会館を運営する大韓赤十字社の担当者2人と同会館の職員3人。初日の28日は市の担当者から被爆者援護策の説明を受けた。大韓赤十字社特殊福祉事務所の李東洙(イドンス)福祉事業課長は「施設運営や設備について知識を深め、帰国後に生かしたい」と話していた。

 同会館は日本政府が拠出した韓国人被爆者の支援基金を充てて1996年に設置。在韓被爆者108人が暮らす。受け入れ研修は国の委託事業で、市が99年から毎年実施している。

(2011年11月29日朝刊掲載)

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