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福島再生へ広島に学ぶ 復興大使がマツダ訪問

 東日本大震災からの復興を目指す思いなどを発信する「ふくしま復興大使」の中高生3人が20日、府中町のマツダ本社などを訪ねた。原爆の被害から立ち上がった広島の歩みを学び、古里再生の決意を新たにしていた。

 3人は、いずれも福島県に住む会津若松ザベリオ学園高3年新井田心さん(18)、同高2年津川莉奈さん(17)、石川義塾中2年郷平君(13)。福島県から提供された桜の苗木をマツダ本社内に植樹し、歴代のマツダ車を展示するミュージアムを見て回った。

 津川さんは「被爆の4カ月後には三輪トラックの生産を再開し、地域を元気づけた情熱がすごい」と話した。復興大使は、福島民報社(福島市)が2012年度から全国に派遣している。一行は21日、平和記念公園(広島市中区)などを見学する。(川上裕)

(2015年11月21日朝刊掲載)

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