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東京で原爆パネル展 被爆70年 「東友会」が主催

 原爆被害を次世代に伝える「被爆70年 東京原爆展」が23日、東京都の豊島区役所で始まった。米ニューヨークの国連本部で今春展示したパネルを並べ、被爆の惨状や核兵器廃絶への思いを紹介している。

 原爆投下前後の広島と長崎の町並みや、やけどの治療を受ける子どもの写真など50枚のパネルが並ぶ。各国の核実験や原発事故による被害についても説明。被爆した瓦や時計も展示している。

 東京の被爆者団体「東友会」の主催。核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて4、5月に国連で原爆展を開いた日本被団協からパネルを借り受けた。

 28日まで。無料。東友会の大岩孝平代表理事(83)は「70年たち、戦争や原爆を深く知らない世代が増えている。核兵器の恐ろしさを幅広い人たちに理解してもらいたい」と話している。(山本和明)

(2015年11月24日朝刊掲載)

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