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東アジアの記憶 表現多彩 広島市現代美術館で特別展

 東アジアの歴史や文化にちなみ、16人のアーティストが多彩な表現を見せる特別展「ふぞろいなハーモニー」が19日、広島市南区の市現代美術館で始まった。同館と中国新聞社の主催。来年3月6日まで。

 日本や中国、韓国、台湾を出身や拠点とする気鋭のアーティストが参加。5人の陶芸家が一つの陶器を作るさまを録画し、共同作業の意義や難しさを示唆する田中功起さんの作品など、映像を中心に絵画や立体も並ぶ。

 同館の被爆70年企画「ヒロシマを見つめる三部作」の最終回。戦争や冷戦の記憶を扱った表現も多く、さまざまな思索に誘う。月曜(祝日を除く)と27日~1月1日、同12日は休館。(道面雅量)

(2015年12月20日朝刊掲載)

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