×

ニュース

被災地思い バラ接ぎ木 福山で小中高生 「アンネの形見」寄贈へ

 平和を願うバラの接ぎ木が14日、福山市御幸町の旧ホロコースト記念館であった。

 小中高校生のボランティアグループ「Small Hands」の11人が参加。福山ばら会の上川内哲夫理事長(60)たち3人の指導を受け、ベルギーで開発されたバラ「アンネ・フランクの形見」の約5センチの穂木を切れ込みの入った野バラの台木に接いだ。

 2時間かけて約150鉢を仕上げた。東日本大震災の被災地に贈る。春にはオレンジと黄が交じる花びらを開くという。

 近くの広島大付属福山中1年吉田さやかさん(13)は「鮮やかな花が被災者の癒やしになってほしい」と願っていた。(東谷和平)

(2012年1月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ