×

ニュース

駅前ガイド人気上々 ボランティア300人超え 金・土の午前中

Welcome(ようこそ) to 広島!

 JR広島駅(広島市南区)周辺で外国人観光客に道案内をし、観光情報を伝える市民ボランティアが活躍している。初めて広島を訪れ、平和記念公園(中区)や宮島(廿日市市)への行き方が分からない外国人に好評だ。「役に立ちたい」との市民は増え、ボランティア登録は300人を超えた。(山本乃輔)

 市の「ハロー!ヒロシマプロジェクト」として2013年に始まり、14年秋からNPO法人ひろしまジン大学(中区)が委託を受けて実施。毎週金、土曜日の午前中に2時間、約10人が駅周辺に立ち、外国人観光客をバスや路面電車の乗り場へ案内する。英語力に自信がなくても、もてなす心があれば説明会を受けて登録、参加できる。

 登録者数は開始時から増え続け、10~70歳代の326人に。活動歴5カ月の平松優子さん(37)=安佐南区=は「広島駅は工事中で通路が分かりにくく、案内の需要が高いと感じる。笑顔で感謝してもらえたときの喜びは大きい」と話す。

 案内された外国人からも「すごく助かった」「最初に迷わなかったおかげでいい旅になった」などの声が寄せられているという。

 ひろしまジン大学事務局の古川智恵美さん(30)は「道案内や雑談を通じて広島の魅力を外国の方に伝えられる人が増えてくれれば」と話している。

(2016年1月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ