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宍道断層「25キロに延長」 中電 原発30キロ圏自治体に報告

 中国電力は28日、島根原発(松江市鹿島町)近くにある宍道断層の長さの評価を22キロから25キロに延長したことを、同市内で開いた原発30キロ圏の自治体向け説明会で報告した。29日、東京である2号機再稼働を審査する原子力規制委員会の審査会合で説明する。

 中電と規制委で意見が分かれていた宍道断層の西端付近の地形について、中電島根原子力本部の長谷川千晃副本部長はこの日、「社内の評価では22キロの見直しを求められるデータは得られていない」と説明。今回の延長については「審査会合での規制委のコメントを踏まえ、安全に万全を期す観点から見直しを決めた」と述べた。

 長谷川副本部長は「幾度も見直しているが、その都度、国による審査、確認を受けながら、最新の知見や技術で総合的に判断している。今回も同じ」と話した。(川井直哉)

(2016年1月29日朝刊掲載)

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