×

ニュース

原子力防災訓練 課題などを報告 松江で担当者会議

 島根県は1日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故に備え、昨年10月23、25日に実施した原子力防災訓練を振り返る担当者会議を松江市内で開き、訓練結果の報告案を示した。

 合同で実施した鳥取県や原発30キロ圏6市など14機関の計約35人が出席。報告案は避難した住民へのアンケートや第三者機関評価を盛り込んだ。

 病院からの緊急搬送訓練では、自衛隊の車両に備え付けたストレッチャーの高さが調節できず、時間がかかる場面があったと報告。今後、自衛隊など他の機関の装備を理解し、準備を進める必要があるとした。

 県は12日まで、参加自治体の意見を募り、年度内に報告書をまとめる。

(2016年2月2日朝刊掲載)

年別アーカイブ