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外相会合をPR 7ヵ所に懸垂幕 広島

 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立って4月10、11両日に広島市である外相会合のPR懸垂幕が5日、中区役所や広島県庁など7カ所に登場した。初の被爆地開催とあって、市民の関心を高め、核兵器廃絶につながる議論を後押しする。

 県や市、広島商工会議所など官民18団体でつくる「G7広島外相会合支援推進協議会」の取り組み。中区役所の外壁には、委託業者が縦12・6メートル、横0・9メートルの懸垂幕をつるした。青地に白で会合名を記し、サミットのロゴマークをあしらっている。

 通りがかった廿日市市の会社員宇田ハル香さん(35)は「外相たちは原爆資料館を訪ね、実効性のある核軍縮策を考えて」と期待した。

 協議会は懸垂幕を市役所や東区役所などもう3カ所に順次、掲示。PR用のポスター2千枚とチラシ2万枚も作り、公共施設に張り出す。来月には市内各地へ歓迎バナーも並べる。

 また会期を含む3日間程度は、広島バスセンター(中区)JR広島駅(南区)広島空港(三原市)の3カ所にカウンターを設け、海外から訪れる関係者に交通、観光情報などを伝える。近く、外国語ができる高校生や大学生のボランティアを募るという。(田中美千子)

(2016年2月6日朝刊掲載)

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