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山口県、情報収集に追われる 北朝鮮ミサイル発射

 北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した7日、山口県は情報収集などに追われた。

 県防災危機管理課が10人態勢で対応。午前9時半ごろ、全国瞬時警報システム(Jアラート)で、「北朝鮮からミサイルが発射された」という内容を受信。その約10分後、緊急情報ネットワークシステム「Em―Net(エムネット)」から「沖縄県上空を通過」との知らせを受けた。

 また、消防庁からの連絡をファクスで県内19市町と12消防組合・消防局に転送。下関市と韓国・釜山市を結ぶ関釜フェリーや操業中の漁船の安全などを確認した。

 村岡嗣政知事は「県民に大きな不安を与え、国連安保理決議にも反しており、極めて遺憾だ。引き続き国などから情報収集し、関連機関への情報提供に努める」とのコメントを出した。(折口慎一郎)

(2016年2月8日朝刊掲載)

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