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「核兵器の廃絶 支持」 マレーシア議長 広島訪問

 マレーシアのアブザハル上院議長が8日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆慰霊碑に花をささげ、原爆被害の実態に触れた。

 アブザハル議長は前田耕一郎館長の案内で原爆資料館を見学し、廃虚となった市街地のパノラマ模型などに見入った。広島国際会議場では16歳の時に被爆した松島圭次郎さん(83)=佐伯区=と面会。被爆体験に耳を傾けた。

 アブザハル議長は「世界の人々が広島を訪れ、原爆がもたらした惨状を胸に刻むべきだ。核兵器廃絶に向けた広島の運動を支持したい」と力を込めた。

 アブザハル議長は参議院の招きで6日に来日した。(田中美千子)

(2012年2月9日朝刊掲載)

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