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空中給油機の部品落下 米軍岩国所属、沖縄で 市が防止申し入れ

 米海兵隊岩国基地(岩国市)所属のKC130空中給油機が1月29日、沖縄県内でプロペラのゴム製部品を落下させていたことが12日、分かった。岩国市は、岩国基地に再発防止を申し入れた。

 市などによると、給油機は飛行訓練で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から嘉手納基地(同県嘉手納町など)へ向かう途中、ゴム製部品(長さ約60センチ、幅約7センチ)を落としたとみられる。被害の報告はないという。

 市は1月30日に中国四国防衛局から落下の連絡を受け、2月1日に岩国基地へ口頭で再発防止を申し入れた。

 市が申し入れを公表しなかったことについて、市民団体「安保条約廃棄・岩国基地撤去岩国実行委員会」は12日、市に説明を要求。市基地政策課は「事案の公表は米軍が判断するべきであり、申し入れ自体の公表は県と協議して判断している」と回答した。(野田華奈子)

(2016年2月13日朝刊掲載)

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