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平和構築 思い語る 東京でシンポ 現場報告も

 広島平和構築人材育成センター(広島市中区)は27日、外務省から委託を受けている人材育成事業の5周年を記念したシンポジウムを東京都内で開いた。

 紛争地などでの平和構築活動やボランティアを志す若者を中心に約150人が参加。国連で勤務経験がある4人が「1人でできる仕事ではない。思いや志を共有し、伝承するネットワークとして期待したい」「セオリーや理論も重要だが、何より現場での経験を積むことが大切」などと思いを語った。

 国連のジュディ・チェン・ホプキンス平和構築支援事務局長の講演や修了生の現場報告もあった。

 同事業は2007年度から始まり、これまでに日本とアジアの275人が参加。アフリカやアジアの29カ国・地域に派遣されている。(武河隆司)

(2012年2月28日朝刊掲載)

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