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青少年大使2人 平和発信を誓う ユニタール広島任命

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は21日、2016年度のユニタール青少年大使に、広島女学院高2年今村るなさん(16)と、ノートルダム清心高2年吉田菜々子さん(16)の2人を任命した。

 広島市中区のホテルであった任命式で、ユニタール広島事務所のベリン・マッケンジー副所長が「対話と相互理解が重要ということを感じてほしい」と激励。今村さんは「核兵器がいつ使われるか分からない危険性を伝えたい」と抱負を述べた。吉田さんは「世界に平和への思いを発信し、問題意識を共有したい」と意気込んだ。

 同事務所は、平和外交を担う人材の養成を目的に10年度から年2人ずつ青少年大使に任命している。16年度は県内の高校15校から計33人の応募があり、作文や面接の審査で選んだ。

 今村さんと吉田さんの任期は来年3月末まで。外務省や国連機関を訪問して外交について学んだり、ユニタールが主催するワークショップなどで平和への思いを発表したりする。(根石大輔)

(2016年4月22日朝刊掲載)

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