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三次ワインに外相会合効果 提供商品コーナーを特設 全国への売り込みに力

 広島で10、11日にあった外相会合の際、広島三次ワイナリー(三次市)のワインが外相たちに振る舞われたことを受け、同社は当日提供された商品の特設コーナーを同社店舗内に設けた。新たな取引先も生まれるなど「外相会合効果」を追い風に、全国への売り込みに力を入れている。

 提供されたワインは、三次産ブドウを100%使った自社ブランド「TOMOĒ」シリーズの5種類。うち、店舗入り口付近の特設コーナーには白ワインの「シャルドネ新月2013」と「シャルドネクリスプ2014」、赤ワインの「メルロー2013」のボトル3種類を集めた。太田直幸醸造長(46)は「全国の大会で賞を獲得したワインばかり。ブドウ本来の味が感じられるワインをセレクトした」と胸を張る。

 外相会合後、大阪の百貨店から注文が入るなど、効果が広がっているという。元広修社長(61)は「同席者から口々においしかったと好評だった。これを機に三次のワインを全国に発信していきたい」と話す。(野平慧一)

(2016年4月24日朝刊掲載)

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