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航空ショーを充実 米海兵隊岩国基地 親善デー5日 海自 共催見送り

 岩国市の米海兵隊岩国基地は26日、同基地で5月5日に開催する「日米親善デー」の概要を発表した。共催予定だった海上自衛隊岩国基地は、熊本地震の被災地へ救援物資を輸送する任務のためイベント実施を取りやめ、会場の安全確保などで米軍を支援する。

 40回目の節目で、航空ショーを充実させる。米陸軍のパラシュート部隊「ゴールデンナイツ」が初登場するほか、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのデモ飛行も初めて実施する。

 昨年は、米海兵隊と海自の両基地がそれぞれ開いていた基地開放イベントを統合し、初めて共催した。今回は米軍の単独開催で、自衛隊のアクロバット飛行や地上展示はない。

 米海兵隊岩国基地でこの日記者会見した航空ショー調整担当、ロバート・カールソン中佐は「被災地の方と思いを共有し、立ち上がる機会にしたい。災害救援活動に取り組む団体と会場で何ができるか協議中で、支援につなげたい」と強調した。同席した海自岩国基地の斉藤清広報室長は「震災の救援活動に万全を期す」と説明した。

 午前7時~午後4時。入場は午後2時までで身分証の提示が必要。駐車場はなく、公共交通での来場を呼び掛けている。公式ホームページhttp://friendship‐day.net/(野田華奈子)

(2016年4月27日朝刊掲載)

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