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被爆者手当 被団協の提言を検討 厚労相 援護法改正も視野

 原爆症認定制度の見直しで、小宮山洋子厚生労働相は21日、現行制度を廃止し、病気に応じて加算する「被爆者手当」創設を求める日本被団協の提言も含めて検討する考えを示した。

 参院予算委員会で答弁した厚労相は、先月に厚労省の「原爆症認定制度の在り方に関する検討会」に出された提言を「しっかり検討したい」と表明。被爆者援護法改正も視野に制度の抜本見直しに取り組む姿勢をあらためて示し、「財政的問題を乗り越え、被団協の要望を踏まえて政治主導でやりたい」と述べた。(岡田浩平)

(2012年3月22日朝刊掲載)

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