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高校生が集めた核廃絶署名提出 松井市長に

 平和市長会議(会長・松井一実広島市長)の核兵器廃絶署名に協力している県内の高校生23人が21日、市役所に松井市長を訪ね、4万7836人分の署名を提出した。

 広島市や福山市などの中学、高校生が実行委員会を結成し、2011年7月から平和記念公園(中区)などで署名活動を展開。全国の高校からも多くの署名が寄せられた。

 委員長の広島女学院高2年安藤真子さん(17)は「福島第1原発事故は世界の人々が核と人類の歴史を振り返る機会になった。署名には切実な思いが宿っている」と述べた。

 署名を受け取った松井市長は「重みのある署名。核兵器は理屈抜きであってはならない、との思いを持ち続けて」と呼び掛けた。

 松井市長は5月にオーストリア・ウィーンである核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会に署名を持参し、国連関係者に届ける予定でいる。

(2012年3月22日朝刊掲載)

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