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平和学習の教材集完成 県立広島大と市民グループ開発 

 県立広島大と市民グループが開発していた平和学習の独自教材集が完成した。25日には早速、広島市南区の広島キャンパスで、教材を使った体験授業があった。

 教材集は「参加型で学ぶ『廣島』『ヒロシマ』『Hiroshima』」と名付けた。学ぶ人自らが考えをまとめ、意見を出す工夫を盛り込んだ。

 授業には作成メンバーや中学、高校の教諭計26人が参加。平和記念公園にある平和の灯(ともしび)などについて「どのような願いが込められているか話し合う」との指導文に沿い、写真を見ながら意見を交わしていた。

 A4判、106ページ。同大と地球市民共育塾ひろしま(中区)が2年がかりで仕上げた。同市安佐南区の大塚中の石原光教諭(25)は「遊びの要素を取り入れ、学びやすい」と参考にしていた。(山本和明)

(2012年3月26日朝刊掲載)

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