ニュース

　呉市宝町の大和ミュージアムの来館者が２９日、１１００万人を突破し、同館で記念式典があった。

　１１００万人目は、家族４人で初めて訪れた福岡県飯塚市の自営業大里義治さん（４７）。戸高一成館長から記念品を受け取り、「戦艦大和を生んだ日本の技術力を学べた」と展示の魅力を語った。

　同館は２００５年４月に開館し、戦艦大和の１０分の１模型など計約１５００点の資料を常設展示している。昨年度は開館１０年を記念し、戦後７０年を振り返った特別企画展が好評で、８年ぶりに年間来館者数が１００万人を超えた。

　戸高館長は「戦艦大和の潜水調査結果も活用し、平和と戦争の反省点をさらに発信できる施設にしたい」と決意を新たにしていた。（小笠原芳）

（２０１６年５月３０日朝刊掲載）