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廃炉の計画申請 松江市長が容認 島根原発1号機

 中国電力が島根原発1号機(松江市鹿島町)の具体的な廃炉工程を示した廃止措置計画について、同市の松浦正敬市長は22日、中電の原子力規制委員会への計画申請を容認する考えを正式に表明した。

 この日の市議会全員協議会で「今回の申請を了解したい。計画は規制委の審査終了後に判断する」と述べた。市議会各会派の意見も踏まえ、計画通り使用済み核燃料を搬出することなどを中電や国に要望していく考えも示した。

 同市とともに申請の事前了解を求められた島根県の溝口善兵衛知事は17日に容認を表明。同県は原発30キロ圏の鳥取県と出雲、安来、雲南、米子、境港の5市に意見を照会中で、22日までに出雲市を除く1県4市が容認する内容の回答を伝えた。

(2016年6月23日朝刊掲載)

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