×

ニュース

松井市長ウィーン訪問 

 広島市の松井一実市長は、オーストリア・ウィーンで30日に開幕するNPT再検討会議の第1回準備委員会に合わせ、5月3~6日の日程で現地を訪ねる方針を決めた。

 松井市長は3日、2012ひろしまフラワーフェスティバルの開会式に出席後、広島を出発。期間中、各国の軍縮大使と懇談し、核兵器禁止条約の早期実現を求める署名を国連関係者に提出する。市の原爆ポスター展の開会式にも出席する。

 2日に予定される公式行事「非政府組織(NGO)セッション」への出席は見送る。平和市長会議副会長を務める長崎市の田上富久市長がスピーチする。

 平和市長会議の代表者会議も開く。加盟都市による費用負担の在り方をめぐり、具体的な負担割合などの議論を深める方針だ。

 第1回準備委は5月11日まで。2010年のNPT再検討会議の合意事項の進捗(しんちょく)状況や、北朝鮮、イランの核問題などが議題となる見通しだ。松井市長は「市民を代表し、核兵器廃絶や世界恒久平和への願いをしっかり伝えたい」と話している。(田中美千子)

(2012年4月17日朝刊掲載)

年別アーカイブ