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平和への決意新た 原爆慰霊碑に5候補者 広島選挙区 参院選公示

 参院選が公示された22日、広島選挙区の立候補者のうち5人が、広島市中区の平和記念公園にある原爆慰霊碑を相次いで訪れた。雨の中、黙とうし、平和への誓いを新たにして選挙戦をスタートさせた。

 午前8時ごろから、慰霊碑前に次々と姿を見せた。おおさか維新の会新人は「戦争も核兵器もいらない。その思いを胸に刻み、平和のために活動したい」。日本のこころを大切にする党新人は「世界への平和発信が犠牲者への一番の供養」とし、国政への意欲を語った。

 民進党現職は「集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法の問題点を選挙戦で訴えたい」と力を込めた。自民党現職は、元首相の伯父に触れ「『戦争はいけない』という生前の言葉をかみしめている」と語った。

 共産党新人は「核兵器廃絶に向けて力を尽くしたい。安保法を廃止し、立憲主義を取り戻す」と強調した。(松本恭治)

(2016年6月23日朝刊掲載)

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