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空襲犠牲者に平和誓う 岡山で戦没者追悼式

 1700人以上の死者が出た岡山空襲から71年を迎えた29日、岡山市戦没者追悼式が北区の市民会館で営まれた。遺族や小中学生たち約1600人が参列し、犠牲者を悼み、平和を誓った。

 空襲で亡くなったとされる1737人のうち市の調査で身元が確認された1453人の戦災死者名簿を奉納。黙とうし、市御津遺族連合会の佐々木征治会長(71)や市戦災遺族会の片山祐介副会長(77)が、「戦争の悲惨さや平和の大切さを若者たちに伝えていかなければならない」などと述べた。

 参列者が祭壇に菊をささげ、小中学生5人が「すべての国のあらゆる核兵器が完全に廃絶されることを願う」と市の平和都市宣言を朗読した。(持田謙二)

(2016年6月30日朝刊掲載)

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