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核禁止署名まとめる 広島市長 NPT委に持参へ

 国内外から広島市に寄せられた核兵器禁止条約の実現を求める署名の整理作業が24日、中区の原爆資料館であった。23日までに到着した約46万人分。松井一実市長が5月、オーストリア・ウィーンである核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会に一部を持参し、国連関係者に手渡す。

 職員は全ての署名を15の束にまとめ、写真を撮影した。写真は、松井市長が持参する数千人分の署名の束の表紙にあしらう。

 残る署名は、5月末にも米ニューヨークの国連本部に郵送する。市国際平和推進部は「全員の思いを届け、重みを受け止めてもらいたい」としている。

 平和市長会議は2015年までの核兵器禁止条約の締結実現を目指す。署名活動は松井市長が会長を務める平和市長会議が10年12月に開始した。(胡子洋)

(2012年4月25日朝刊掲載)

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