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主人公の声 俳優のんさん 広島・呉舞台のアニメ映画「この世界の片隅に」

 戦時中の広島、呉を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督、11月12日全国公開)の主人公の声を、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを演じた俳優のん(本名能年玲奈)さんが担当することが決まった。24日、映画の製作委員会が発表した。

 映画は、広島市西区出身の漫画家こうの史代さんの同名漫画が原作。広島から呉に嫁いだ女性すずが、戦況が悪化する中でもけなげに日常を営む姿を描く。

 広島弁にも挑んだのんさん。戦争の描写が苦手だったと明かした上で「(原作を読み)日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました」とコメントしている。(石井雄一)

(2016年8月25日朝刊掲載)

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