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戦争犠牲者に恒久平和誓う 三原で式典

 三原市は27日、戦没者原爆死没者追悼式・平和祈念式典を、市芸術文化センターポポロ(宮浦)で開いた。遺族や被爆者たち約400人が参加した。

 参列者は犠牲者の冥福を祈り、鐘の音に合わせて黙とう。献花台に花を手向け、手を合わせた。市内の第三中3年沖大輝君(14)と田野浦小6年熊田耀さん(11)が、平和を願う作文を披露。沖君は、戦争もいじめも他人より優位に立ちたいという考えから来ていると指摘し、「なくすために身近にできることから考えよう」と訴えた。

 父親を亡くした原雪子さん(80)=同市本郷町=は「戦争の悲惨さを次の世代へ語り継いでいかなければ」と気持ちを強くしていた。

(2016年8月28日朝刊掲載)

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