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広島市、排水設備を清掃 広島の原爆資料館の地下浸水

 原爆資料館(広島市中区)東館地下1階の浸水問題で、広島市は21日、雨水が入り込んだ地下の非常口とつながる地上出口付近の排水設備を掃除した。泥などがたまり、流れが悪くなっていたという。市は、大雨で排水が追い付かず、あふれた水が出口の扉の隙間から流入したとみている。

 地上出口の屋外側は地面から1メートルほど掘り込んだ構造。扉に面した約1平方メートルのスペースの中央部に排水口がある。市の調査では、地中の複数の排水升に泥や枯れ葉がたまり、大量の雨水を処理できない一因となった可能性があるという。

 市の委託業者がこの日、泥などを除去。市緑政課は「再発防止へ、定期清掃を徹底する」としている。

 資料館東館では18日朝、地下1階の特別展示室が浸水しているのが見つかり、「新着資料展」を中断している。(水川恭輔)

(2016年9月22日朝刊掲載)

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