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　呉市上長迫町にある呉海軍墓地の合同追悼式が２２日あった。呉鎮守府ゆかりの戦没者を遺族や戦友、自衛隊関係者たち約１１００人がしのんだ。

　黙とう後、小村和年市長は５月に行った戦艦大和の潜水調査に触れ「戦いの悲痛さが胸に迫った」と追悼。長迫小のいずれも６年河村百香さん（１１）、松枝忠司さん（１１）、門沢美結さん（１１）の３人は「平和の大切さを語り継ぐ」と誓った。その後、参列者は祭壇に菊をささげた。

　呉海軍墓地顕彰保存会の主催。レイテ沖で沈んだ戦艦扶桑に乗り組み亡くなった宮本政治さんの次女細川資子さん（７３）＝広島市安佐南区川内５丁目＝は「父の顔を見た記憶はないが、墓地に来ると気持ちが通じる気がする」と話していた。（今井裕希）

（２０１６年９月２３日朝刊掲載）