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訪日客向け案内所開設 おりづるタワー ツアーも受け付け 広島市中区

 原爆ドーム(広島市中区)東隣の複合ビル「おりづるタワー」の1階受付に23日、ビル所有者の広島マツダ、JTB中国四国、広島電鉄(いずれも中区)の3社が連携して外国人客向けの観光案内所を新設した。

 案内所は「おりづるタワーツーリストインフォメーションセンター」。JTB中国四国が運営する。午前10時~午後6時に英語を話せるスタッフを1人以上置き、広島県内の名所などを知らせる。タワー発着で宮島(廿日市市)や原爆ドームを巡るガイド付き有料ツアーの参加を受け付ける。広島都市圏のバスや路面電車に3日間乗れる外国人専用の乗車券も販売する。

 3社は今後、県内農家での民泊などのツアーの取り扱いを始める。おりづるタワーで同日、記者会見したJTB中国四国の水田浩二取締役は「外国人客の県内での滞在時間の延長や消費拡大につなげたい」と説明。広電の椋田昌夫社長は「観光客の取り込みに協力したい」と語った。

 おりづるタワーは23日、全館オープンした。展望スペースを25日まで無料開放する。この日は朝から約400人の行列ができた。広島マツダの松田哲也会長は「大きな期待を感じる。サービスを強める」と話した。(堀晋也)

(2016年9月24日朝刊掲載)

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